2009年9月7日月曜日

090905 いっしょに楽習会 第1回

2009年4月に開校した
つくば市民大学
http://tsukuba-cu.net/index.html
との共催講座

バリアフリー・いっしょに楽習会
第1回 手と目で感じる立体模型~空間を味わい、形を造る~
手嶋吉法さん(産業技術総合研究所 デジタルものづくり研究センター)
を実施しました。

講座概要(つくば市民大学 共催講座案内)
http://tsukuba-cu.net/course_eventlist/2009/09/post-21.html

つくば近辺だけでなく、立川や新宿、遠くは、東大阪からの
ブラインドの方を含め、25名の参加がありました。
会場全体の様子手嶋さんが持ち込まれた立体模型は、
島状のテーブル3つそれぞれにいっぱい!
それは、それは、壮観でした。

パソコン要約筆記の協力は、
NPO法人PCY298(つくば)さん。
http://www.pcy298.com/
3人でパソコン入力。正面横の壁に文字が映し出される 手嶋さんの話をすばやく入力し、スクリーンに表示します。

クラインのつぼについて実演交えて説明する手嶋さん幾何学の話等少し難しいところもありましたが(>_<)、
できるだけ分かりやすくと心砕いてくださっての説明、
熱のこもった研究のお話に時間は、あっという間に過ぎていきました。 球の最大接触数問題を味わう模型をさわる参加者
休憩時間には、みなさん一斉に模型のテーブルへ。

テーブルに集まり模型を楽しむ参加者「この形は、きれいだね~」
「手触りがいいね~」
みんなでわいわい言いながら、手と目で模型を味わいました。

手嶋さんの解説で青く美しい惑星儀を味わうブラインドの方たち 正確なデータを元に作られた惑星儀。
色も、立体模型を作るのと同時に色づけされたものだそうです。
手嶋さんの解説を受けながら、手でじっくり楽しむブラインドの方たち。

質疑応答の時間は、時間が足りなくなるほど多くの質問がありました。

同じテーブルのブラインドの方に質問する参加者
参加者から講師の手嶋さんに、だけでなく、ブラインドの方の感想を聞きたいと
同じテーブルにいる方に質問したり、ブラインドの方の触覚利用について
他の方からアドバイスがあったり、参加者同士のやりとりもとても活発で
大変有意義な時間になりました。

参加者の感想より一部抜粋

・今日は、とても興味深いお話を聴くことができました。
 ありがとうございました。
 あのような模型は、触ったことがありません。
 ことばでは伝わりきれないものが、触ることでイメージが鮮やかになります。
 教材としてだけでなく、美術館や博物館にも設置してほしいです。
  (都内・女性・ブラインドの方)

・普段あまり接点のない分野の貴重なお話が聞けてよかったです。
 数学で立体が出来る、というこが新鮮に感じられた。
  (つくば市・女性)

・いろいろな模型をさわれて楽しかったです。
 「さわる」大切さを学びました。
  (つくば市・女性)

・質問コーナーで、”デコボコ”の強弱について、目の不自由な方の
 お話が聞けたことも印象深かったです。
  (市外県内・女性)

・(こんなすばらしい模型がたくさんある)産総研に住みたい!
  (東大阪市・男性・ブラインドの方)

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