160319広瀬浩二郎さんの講演会
触る感動、動く触感 ~「見えない世界をみる」身体知の探究~
講座案内
触常者の方3人含む30人を超す方にご参加いただきました。
今回もお話し聞くだけでなく、‘触る‘‘聴く‘‘動く‘のワークが織り込まれた講演会。
「触りたくなる」本をめざした近刊3冊の表紙の‘進化‘を、実物を回覧(回触?)して実感したり、見えない袋に入れられたモノをまわして手探りで当てるワークもしました。
触察したモノを手に話す広瀬さん |
人の語りから、みたことのない情景を頭の中にそれぞれ思い描く、発し手と受け手がいて成り立つ世界がある・・・昔の人々もそうやって楽しんできたんだぁなと、昔の人と少しつながったような気にもなりました。
目を使わずに、手首をふれあわせた状態から相手を感じて反応する・・・離れた状態から相手を感じるにはまだまだ修行が必要ですが。
目を使わないで相手の動きを感じてみる、そんな体験を最後にしました。
近くの人同士で体験中 |
講演会終了後は恒例の茶話会。
オカリナ奏者の方から一曲プレゼントというサプライズも!
15人くらいでテーブルをかこんで |
広瀬さん、参加頂いたみなさん、ありがとうございました!
参加者の感想
・ユーモアあふれる広瀬さんのお話しが楽しかったです。あっという間の2時間でした。
・さわって考える、その考えるプロセスが大切だという言葉が印象に残った。
・見えてわかった気になっていることに気づきました。
・広瀬さんが平家物語を点字を触りながら読んでくださっている指をみながら聞くと、とても立体的 に感じ、指から香りが見えるようでした。
・久しぶりに触ることをしました。合気道はドンくささがわかり、面白かったです。
・生身の体で触れる、見る、聞くなど、ライブでしか得られることがないものを感じました。
・黒袋の中の物に触れて、手ざわりや重さや、何なんだろうと想像するのは楽しかったです。
・琵琶法師の語りを聞いて、義太夫節も同じだなと思いました。一人で情景や人格を語り、それを聞く側も想像するという日本の音曲の素晴らしさを再認識しました。
・差別解消法に向けてどのようなことが出来るか、考える機会ができたと思う。
・隣に座った人同士で感想を述べ合ったことも楽しかった。
・この手の学習会に参加するときは「生まじめ」な態度で臨まなければならない!と思ったりしてこの現場に来たのですが、もしかしたら、そうじゃなくて、あんまり、そんなふうに考えないで、ごくごく自然体で接する、それでいいのかなぁ~と今、思ったりしています。おちゃめな(失礼)広瀬先生のひととなりを拝見してて、そう感じました。
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