2010年8月4日水曜日

7/24(土)ハスの葉と花の観察

いっりょに楽習会 第3回 7/24(土)

ハスの葉と花を観察しよう 
市民大学講座案内
を 

認定NPO法人 宍塚の自然と歴史の会

の協力で行いました。

ため池である宍塚大池には、元々なかったハス。
池一面に繁茂すると水の中の環境を変化し壊す原因となってしまうため、自然と歴史の会で土浦市の委託を受けてハスを刈る作業をしています。
そのハスの葉と花をわけて頂、市民大学の教室でじっくり観察しました。

参加者3人がハスを覗き込んで観察し

枯れた大きな葉が丁度帽子のようで被ってみる人も居ました。

「葉の表と裏で、肌で感じる温度が違う!」と発見した人の一声でみんなでハスの葉を顔につけて実験してみました。

ハスの葉に顔をうずめて肌触りを確認

それぞれの人がそれぞれの感性でじっくり観察するといろんな発見があり、とても面白い!!


ハスの茎の、痛いほどのぶつぶつ。
細いのにすごく強い茎。
地下茎のレンコン同様、茎には穴が開いていること。
でもその穴は、花と葉、それぞれの茎では数や模様が違うらしいこと。
折ると出る白い糸はよく見るとらせん状に収まっているらしいこと。
花托からも花びらからも糸が出ること。
花托の黄色い粒粒がめしべでその下には種になる袋が準備されてあること。。。

葉の一部にうっすら花と同じ色と模様があるのは、葉が巻いて出てきてすぐに表を覆っていた部分が花と同じような色で出てきた名残、とのお話にはびっくりしました。

折った茎から細い糸がでてそれを撚ります

ハスからでる白い糸をつむいで出来た糸を「グウシ」というそう。
講師が持参くださった、グウシで織った一片の布を触るとなめし皮のような手触りでした。

若いハスのつぼみに熱い緑茶を注いで「蓮の花茶」を楽しみました。
ほんのり蓮の花の香りがついて・・・緑茶とは違う味。

つぼみをカップに置き、花びらの中にお茶を注いだものを飲みます

葉の真ん中、茎とつながっている部分の表面を切ると葉の表面から茎につながるストローになります。
葉に飲み物を注いで茎から飲む「象鼻杯」は、中国などではお酒を飲んでいたそうです。
今回はおいしい水で体験しました。

「象の鼻の先」に葉がある、という状態。そこに水を注ぎます

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