12/5(日)、
いっしょに楽習会~インクルーシブデザインの実践
第4回
インクルーシブデザインワークショップ「オノマトペで遊ぼう!」
18名の方の参加で行いました。
はじめに、丁度1年前のインクルーシブデザインワークショップで
教えてもらった、インクルーシブデザインワークショップをするときに
大切にしたいこと
「先入観で線を引くのはやめましょう」
「どこが伝わってどこが伝わらないのかを自分たちで体験して見つけましょう」
と
大事にすること
「全員参加、誰もおいていかない」
「わからないことはわからないといっていい(質問はいつでもOK)」
を共有し、グループごとでアイスブレイク「あだ名をつけよう」。
グループにはろう者・聴覚障害の方もいるので、グループ内での
コミュニケーション方法も全員で確認しました。
ホワイトボードをシートにしたような、大きな紙を筆談用紙として
テーブルに用意。それを使うグループもありました。
それぞれの名前や好きなことを出しあい、他の人がその日呼ぶあだ名
・・・墨字・音声と、ろう者が使う「サインネーム」=手の形・動きでその人を表したもの
をお互いつけ、全員であだ名を発表しあいました。
続けて
ろう児とオノマトペについて研究された
高村友里恵さん(筑波大学人間学群障害科学類)
『オノマトペ~生き生きとした表現~』
一口にオノマトペといってもいろんなものや形に分類があること、
身近な例として商品名につかわれているオノマトペについてや
オノマトペの方言や外国にもあること、そして歴史・・・
『竹取物語』のころから「グウグウ」「メラメラ」などが今と同じ意味で
すでに使われていたこと、逆に、今では使わない表現もあるなどの
お話は大変興味深かったです。
続いて
諏訪恭子さんの(筑波技術大学総合デザイン学科平成22年度
卒業生)卒業制作『目で聴くオノマトペアニメーション』について。
子どもの頃からオノマトペに強い関心を持っていたという諏訪さん。
実際の映像作品を見ながら、動機や製作の過程をお話くださいました。
お昼休みには、耳の不自由な人もそうでない人も一緒に楽しめる
人形劇として取り組んでいるグループのみなさんによる
人形劇がありました。
頂いた紹介文をそのまま掲載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人形劇について
劇団名:まだない(2009年発足)
メンバー:筑波技術大学 総合デザイン学科 生田目美紀
多摩美術大学 情報デザイン学科 楠房子
協力:多摩美術大学学生さん有志
演目:注文の多い料理店(宮沢賢治)
経緯?:私たちは、デザインを活用した楽しい教育について実践的な取り組みをしています。
人形劇は娯楽や教育として子供から大人まで楽しめるもののはずですが、
ナレーションと人形で物語が進行するため、音声や口形から情報がとれず、
耳の不自由な人にとっては内容がわかりにくいものです。
そこで、耳の不自由な人もそうでない人も一緒に楽しめる人形劇を演じてみたいと思いました。
コンセプトは、「小学校でできる(ちょっと教育的な)ユニバーサル人形劇」です。
まだまだ未熟ですが、楽しんでいただければ幸いです。
*ご希望がございましたら、いつでも実演に伺います。miki@a.tsukuba-tech.ac.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿