2016年5月18日水曜日

160417筑波実験植物園「手話で楽しむ植物園」

16年4月17日(日)
筑波実験植物園「手話で楽しむ植物園」開催されました。

学習会が協力させていただいている、
植物園主催のイベント「手話で楽しむ植物園」。

植物園のスタッフ・研究員の方から植物のことを、
ろう学校の理科教諭をしているろう者から関連する手話を学べる、
ろう者と聴者の「双方向の学び」の場です。

5回目になる今年のテーマは「春に食べられる植物」。
山菜や、春ならでは!の植物について学びました。
手話を知っている人も知らない人も、聴者・ろう者、いろんな方の参加がありました。


はじめの室内でのレクチャーは、ろう者が表した手話が何かを当てるクイズをしながら、園研究員の方がその植物について、みてわかりやすいよう写真やパネルも使いながら詳しく解説。

室内で。ろう者から植物の手話を学ぶ参加者のみなさん

植物の形をそのまま表している手話や、指文字などの形を利用しつつ植物の特徴も表す手話など、なるほど!と思うもの多く、改めて手話の「表現力」を感じます。

次に園内で観察。
室内レクチャーにあった植物の実物や、他にもこの時期ならではの植物をみながら、さらに解説がありました。

園内、林の中で植物の解説

園内、野菜の花の解説。カイワレの花にみんなでびっくり!

最後に部屋に戻ってグループでのワークショップ。

ろう者か手話のできる聴者が各グループに入り、手話・筆談や身振りなど音声なしで、先ほどみてきた植物の中で手話が確定していないものの手話をグループで考えてみる、というものです。
最後にグループから出題、他のグループの人が植物名を当てるゲーム形式で発表しあいました。

ご参加の皆さん、ありがとうございました!


これまでの「手話で楽しむ植物園」や、植物園での「手話通訳付き案内」の実践を、いつもお世話になっている研究員の堤さんが論文にまとめてくださいました。ろう者や手話通訳といっしょに実施する際のポイントについても書かれています。

その論文について、常陽新聞・鈴木記者さんが取材、記事にして、ウェブで誰でも見られるような形で公開してくださっています。

実践例が伝わって各所に広がれば、との、植物園の堤さんと常陽新聞の鈴木さんの思いが本当に嬉しく有り難いです。ありがとうございました!

常陽新聞スマーホフォン版
「だれでも楽しめる植物園に」手話案内法、研究員が発表


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