いっしょに楽習会~感覚をひらく
第2回 タッチ&ヒアリングワークショップ
市民大学講座案内
を行いました。
この回は、つくば市民大学で2009年度から開催している「『関わり方』の知恵を探る」(旧「協働のためのファシリテーション」)「バリアフリー・いっしょに楽習会」「How to"Community Photo Project"講座」(旧「フォトセラピー講座」)という3つの講座のコラボレーションによる試み、
『多様性に気づく、多様性を築く~「いけばな」を通して~』
の中の一講座という位置づけでもあり、多様性講座参加者の方たちが多く参加されました。
この講座は、昨年も「触文化」ワークショップをしていただいた広瀬浩二郎さんの「『見常者』と『触常者』」という考え方に影響を受けて、はじめて試みられたものです。
『多様性講座』の集大成「みんなでいけばな」の様子は
ウニベルblog
(『つくば市民大学』運営の一翼を担う市民組織「ウニベルシタスつくば」の公式blog) にあります
はじめに、点字や鍼灸に使う鍼の歴史についてお話がありました。
目がみえにくい方たちが日常使っている道具も体験しました。
単眼鏡は遠くの文字がよく見えます。
映した部分が拡大して見える便利な拡大器などもありました。
道具は便利だけれど、使うとき「他人と違う」という恥ずかしさを感じてしまう人も多い、とのお話でした。
このような道具を使っても特異の目でみられないような学校や社会にしていくため、お互いの理解を進めることが大事と痛感しました。
点字ユーザーの方が、点字タイプライターを用意してくださり、おそわりながら交代で点字を打ってみました。
安全を確保しながら、アイマスクをして白杖(はくじょう)を使って室内を歩いてみる体験もしました。
白杖の先(=指先の延長)で「さわって」確認し(タッチ)、壁の反響音や白杖にさわったものの音を聞きながら(ヒアリング)歩く・・・タッチ&ヒアリングを活用して生活している方たちの、生活のほんの一端ですが、知る良い機会となりました。
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