2024年12月22日日曜日

241210 「触れて感じよう!石ころの旅~岩石標本でジオパークとUDに親しむ~」WS協力報告

 2024年12/10(火)、筑波技術大学春日キャンパスで行われた

「触れて感じよう!石ころの旅~岩石標本でジオパークとUDに親しむ~」

主催 筑波技術大学共生社会創成機構
協力 つくば市ジオパーク室、つくばバリアフリー学習会、
   Insight Seekers

に協力させていただきました。

このワークショップは、筑波山地域ジオパーク杉原専門員の、ブラインドの方との交流での気づきからうまれた触れて感じるWSです。

2019年JGN(日本ジオパークネットワーク)関東大会in筑波山地域で実施した時の様子は
こちら→

筑波技術大学春日キャンパスの学生さんたちが和気あいあい、楽しそうに石を触ったり、杉原専門員との言葉のキャッチボールから手元の石たちと土地の歴史がつながっていくのを楽しまれていました。

目の前の石たちを触りながら杉原専門員の話を聞く学生さんたち

桜川の河原の石を触って観察(触察)して並べる

参加した学生さんの感想

「私は、今回の触察ワークショップを通して、石の奥深さを感じる事ができました。
 普段の生活の中ではありふれた存在である石ですが、その石1つ取っても、でき方によって種類が異なったり、多種多様な形や重さの物があるという事を触れて感じる事ができ、石についての関心が深まりました。また、普段はあまり丁寧に触れる事のない石も、入念に触察する事で表面の感触の違いから粒の大きさなどを読み取る事もできるのだというような新たな発見も多くありました。
今後、日常生活の中で石を見つけた際は、この石はどのような環境でできたのか、どのような特徴があるのかなど、思いを巡らせていきたいと思います。」

「石を触った際に感じるツルツルやザラザラといった抽象的な感覚から、かつての地形がどのようになっていたかというところまで話が深まって面白かったです。実際に触って体感することで、教科書を読んでなんとなくわかった気になっていたものが、より確かな理解に繋がりました。」

「ザラザラのものとツルツルのもので分けたり、形で分けたり、と様々な分け方をして、それに応じた学びを得ることができました。筑波山を形成する岩石はどちらもザラザラで、引っ掛かりやすいので、積み重なるのかなと思いました。この気づきは、ずっと積み重ねて遊んでいたので得ることができました。自然からの学びは、いろいろなところにあるのだなと再認識することができる楽しい講習会でした。」